横浜市若者応援事業 高校生の留学を後押し 最大で40万円補助
国際的に活躍する「グローバル人材」の育成を進めている横浜市は、市内在住・在学の高校生を対象とした海外留学支援を始めた。昨年10月に「サカタのタネ」(都筑区)の元役員による寄付金1億円を原資とする「若者応援基金」を活用したもので、6月末まで希望者を受け付ける。
『志』のある若者のために
近年、日本人学生の海外留学が減少し、社会問題としてクローズアップされている。国としても、留学における様々な経験を糧に国際分野で活躍する若者の創出に力を注いでいる。
そんな中、留学支援事業に着手することとなった林文子横浜市長は4月の会見で「横浜市はグローバル人材を育てることに大きく力を入れています。海外に飛び出していくチャンスなので我こそはという方はぜひ手を上げて頂きたい」などと話し、支援制度の活用を強く訴えた。
寄付金を活用
事業をスタートするきっかけは、昨年10月、「サカタのタネ」で専務取締役や相談役を歴任した細野六郎さんの寄付から。海外勤務の機会が多かった細野さんは「この寄付が発火点になり、若者の留学支援が継続して行われるようになれば」との思いを込めた。
その思いは、今年2月に設立された「横浜市世界を目指す若者応援基金」として反映された。この基金を活用する形で、海外留学を希望する高校生に対し補助金を交付し、経済的な負担を軽減させる。
支援対象は市内の高校、市民団体による姉妹校等留学プログラムと個人留学の2種。留学プログラムは1週間から3カ月までの海外研修(1人につき20万円・20人)と3カ月から1年までの海外留学(同40万円・10人)を用意。また、個人留学(同40万円・5人)は1年間となっている。
応募には書類提出が必要。6月30日まで受け付け、7月に選考、決定する。
募集要項の詳細は、市政策局国際政策課のホームページを参照。問い合わせは同課【電話】045・671・3826まで。【URL】www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/kokusai/ouenjigyou/
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