市立上大岡小学校の6年2組と4組(当時)の児童32人は、同校通学路の120段階段にペンキでアートをほどこし、3月13日に完成した。
これは総合的な学習の一環で、2014年3月に完了した階段の補修・改良工事を発展させたもの。同年夏休み明けに「上るのが辛い階段だけれど、良い部分もあるはず。生かす方法を考えたい」と、児童たちから提案があった。
12月には階段を利用する同校児童や職員、地域住民にアンケートを行ったほか、児童たちで話し合いを行い、図案を検討。階段を上り切った頂上から見える富士山や、同校とゆかりのあるひまわり畑、京浜急行線を描くことが決まった。
描くにあたり、地元企業のボランティアによる協力も得た。佐藤薫工務店が階段の掃除などを行ったほか、表面を平らにする作業や、児童たちへのペンキ塗り指導は岡部建装が行った。
アートが施されたのは最上段14段。児童たちは互いに協力し合いながら、丁寧に色塗りを行っていた。
女子児童は「上るのが辛かったれど、絵を描いたことで、みんなが通りたいと思う、自慢できる階段になれば」「きれいに塗るのが難しかった。記念になる」と達成感を込めて話していた。
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