港南台駅周辺の商業施設と港南消防署、港南消防団、港南警察署が連携した消防総合訓練が11月15日に行われ、指揮を1日消防署長に就任したアテネ五輪金メダリストの米田功さん=写真左=が執った。
当日は港南台バーズ内で放火犯が発生したと想定。各施設の自衛消防隊混成チームが屋内消火栓を使った初期消火の手順を確認したほか、通報と避難誘導も実施。駆け付けた警察官が放火犯を取り押さえたほか、取り残されていた要救助者を港南消防署野庭特別救助隊がロープを使って救出し、署員の一斉放水=写真下=で訓練は締めくくられた。
訓練にはバーズ内の各店や港南台タカシマヤ、そうてつローゼン、ダイエー店舗スタッフのほか、駐車場係員も含めて180人が参加。統括防火管理者の石川孝さん((株)相鉄ビルマネジメント)は「各事業会社と連携して、安全安心のまちづくりに協力していきたい。訓練で意識を高められれば」と感想を語った。名取正暁消防署長は「練習は本番のように、本番は練習のように」と米田さんの言葉を引用しつつ、「訓練をやることが目的ではない。しっかりと振り返りをすることが大事」と総括した。
また、名取署長は見学者に対して「住宅用火災警報器の設置が義務化されて10年を迎える。火災の早期発見に効果があるので作動不良がないようにメンテナンスを」と呼びかけていた。
米田さんは「1日消防署長は初めて。実際に見て、日頃の訓練の大事さを感じた」と感想を話していた。
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