済生会横浜市南部病院(今田敏夫院長)による「看護フェスティバル2016看護の心をみんなの心に―生き生きと生活するために―」が6月9日に港南台バーズで開かれ、同院職員をはじめ港南台地域ケアプラザ、南部訪問看護ステーション、地域住民など約770人が参加した。
この催しは同院の看護部が主催で毎年開催している。今年は「認知症」がテーマ。看護師長の関根美保さんと小山田成美さんが企画の経緯について、団塊世代が75歳以上となることにより諸問題が起こるとされている「『2025年問題』を見据えてテーマを決めた」とし、「病気を抱えながらも生き生きと暮らすためにできることを、病院と地域で考えたかった」と話す。
今回は初実施の「脳年齢測定」や毎年好評の「血管年齢測定」の体験コーナーをはじめ、薬剤や歯科などの相談コーナー、簡単脳トレーニングの実演コーナー、子どもがナース姿で写真撮影ができるキッズコーナーが設けられた。
医師や看護師らによる「医療スタッフミニ講座」では、冒頭で今田院長が「社会・医療情勢・南部病院の役割」というテーマで講演。横浜市が定める高度急性期病院にあたる同院の年間救急受け入れ件数や、社会福祉法人主体の病院として生活困窮者の支援も行っていること、少子高齢化で必要とされる病院の機能や役割を紹介した。
今田院長は「まちづくりを視野に入れ、地域に根差した病院として役割を担っていきたい」と話していた。
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