発表者が5分間で本の魅力を紹介し、読みたくなった本に投票をするイベント「ビブリオバトル」が15日、港南台地区センターで開催され、区内などから5人の出場者が参戦した。
港南区役所の初めての試みとなった今回は中学生から70代まで多世代が出場。会場に集まった約30人を前に選んだ本の魅力を出場者が語ると、発表後には質疑応答により交流する時間も設けられ、会場は和やかな雰囲気となっていた。
1位に「原節子の真実」
投票で1位となった港南台在住の竹内義裕さん(71)が紹介したのは「原節子の真実」(著・石井妙子)。戦前から戦後にかけて活動し、昨年9月に亡くなった大女優についての同著を「小津安二郎監督との関係で語られることは多かったが、同著は彼女を中心に書いている点が新しい。目からうろこの話も多々あった」と語り、関心を集めた。竹内さんは「映画を見直すなどして発表に備えたことも、改めて昭和史を学ぶ機会になった」と話した。
最年少で出場した下屋友梨華さん(港南中2年)はアニメで知ったという「チア男子!!」(著・朝井リョウ)を紹介。図書委員を務めているという下屋さんは「緊張してしまってうまく伝えられたかは分からないけれど、本を通じた交流も楽しかった。また出てみたい」と笑顔を見せた。
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