横浜市は上大岡西の福祉保健研修交流センター「ウィリング横浜」内に障害者のスポーツ文化拠点を整備する方針を明らかにした。横浜市が先月31日に公表した2017年度予算案に設計費として1800万円を計上した。
各区のスポーツセンターで障害者向けの教室が開かれるケースはあるものの、市内の障害者スポーツの拠点は港北区の「横浜ラポール」のみだった。市は横浜市南部エリアでも拠点機能を持った施設を整備したい考え。
市の計画ではゆめおおおかオフィスタワー内にあるウィリング横浜の6階から8階のフロア(約3200平方メートル)を活用して2000平方メートル程度の施設を整備する。この3つのフロアではスポーツ施設が運営されていたが、2012年に閉鎖された。4年間以上、体育室やトレーニングジムが残ったままの状態で活用が課題となっていた。
市健康福祉局によると、現時点では運営方法や事業者は未定という。4月以降に基本設計をつくり、指定管理者などを決めるという。施設全体の施工費は約2億5000万円を想定し、2020年度初めにオープンさせる予定。市の担当者は「十分なスペースが確保できるわけではないが、ラポール横浜を中心としながらも南部の拠点を整備したい」と話している。
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