栄区役所で先月27日と28日の2日間、地域での子どもたちの見守りを考える「セーブ・キッズ・フォーラム」が開かれ、住民ら延べ約160人が参加した。
2日目の28日は「みんなで育てよう!地域の宝〜小中学生に地域ができることを考える〜」というテーマで開催した。学校関係者など教育関係の専門家や、子どもの見守りに携わる地域住民が講演や取り組み事例の発表を行った。
28日に基調講演を行ったのは、横浜市教育委員会事務局の統括スクールソーシャルワーカー(SSW)を務める渡邉香子さん。「子どもたちを取り巻く環境と地域による関わりの重要性」というテーマで、娘2人の母親でもある自身の経験を交えて話をした。
会社員だった渡邉さんは、保護者として学校と関わりをもったことで不登校の子どもがいることを知ったという。「はじめは親がだらしないな思っていたけど、実際にはその親も悩みを処理できない状態なんだと分かった」と明かした。その上で、「子どもの問題行動には必ず理由がある。その背景や原因にまで目を向けて、小さなSOSに大人が気づかなければ」と話した。
またDVDを使って貧困問題にもふれ、「すぐに解決できるものではないけれど、子どもを見捨てないことが大事」と呼びかけた。
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