栄区の本郷中学校1年生・大関藍純(あずみ)さんが「2017横浜の子どもが作る弁当コンクール」(主催/一般社団法人横浜すぱいす)でこのほど、1位の審査委員長賞を受賞した。
同コンクールは、子どもたちの食育や料理を始めるきっかけづくりとして毎年行われているもので、今回が3回目。昨年夏、横浜市内に在住・在学の小中学生と特別支援学校の児童生徒を対象に作品を募集した。
今年度の募集テーマは、「横浜の地場産野菜である小松菜を使ったmy弁当」。72校から1248作品の応募があり、書類審査を通過した12作品が、実技による本選の2次審査に進んだ。
2次審査は11月11日に、JA横浜クッキングサロンハマッ子(都筑区)で実施。制限時間80分以内で3人分を調理し、1人分を弁当箱に詰め、2人分を審査員が試食した。
大関さんの作品「私の宝箱」は、家庭で栽培したトマトやナスなどの夏野菜を使用し、彩り豊かに品数も多く仕上げているのが特徴。「もともと料理はあまり得意ではなかった」と話すが、夏休みに出た技術家庭科の「作品づくり」という課題をきっかけに、小学校で給食調理員をしている母親から料理を習い始めた。
夏休み中は毎朝、部活の練習に持参する弁当を自分で作り、帰宅後も塾へ行くまでの短時間の間に夕食づくりを手伝うなど、徹底して料理に取り組んだ。多くの審査員が見守る中での実技審査は緊張したが、「毎晩、自分の作ったものを食べ、支えてくれた家族らに感謝を伝えたい」と意気込んで臨んだ。
今回のコンクールを経て、「毎日美味しそうなお弁当を作ってくれる母への感謝や、野菜の美味しい食べ方を知った」という大関さん。「料理で人とつながれることも学んだ。これからも頑張りたい」と笑顔を見せた。
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