横浜市はこのほど、瀬谷区と旭区にまたがる旧上瀬谷通信施設での2026年の開催を目指す「国際園芸博覧会」(花博)について基本構想案を発表した。
15年に米軍から国に返還された旧上瀬谷通信施設。広さは約242ヘクタールで国有地や民有地が混在する。市は同地を郊外部再生のモデル地区と位置付け、花博開催を目指して整備する計画。
案によると、26年4月〜9月を想定し、跡地の約45%を占める国有地を中心に開催。花・緑・農・食・大地・交流の6点を柱に事業を展開する。近隣駅からのシャトルバス運行、徒歩や自転車でのアクセスルート構築、道路整備などで対応するほか、LRT(次世代型路面電車システム)やBRT(バス高速輸送システム)も検討するとしている。
市は今後、招致を国に働きかける。国は構想案を受け、花博の認証機関である国際園芸家協会への開催申請を検討する。
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