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石井誠弁護士が答える 元気の出る法律相談(96) 「交通事故の過失割合って?」
Q、先日、交通事故を起こしてしましましたが、相手方との「過失割合」はどのように決まるものなのでしょうか?また「動いている車同士の事故では過失割合はゼロにはならない」とよく聞ききますが本当ですか?
A、実務で過失割合を判断する基準として用いられているのが、「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」(別冊判例タイムズ38号)という書籍です。同書は過去の裁判例をもとに、交通事故のケース(双方の車両類型・衝突の態様・道路状況等)に応じて基本となる過失割合を類型化しております。
実務では同書をもとに基本となる過失割合を決め、これに修正要素(飲酒運転・速度オーバー・ウインカー合図なし・徐行なし等の場合は5〜20%程度過失割合が上がる等)を加味し、最終的な過失割合を決めます。
今回の相談にあった「動いている自動車同士の事故」についてですが、赤信号無視やセンターオーバーによる事故では基本となる過失割合が100:0となる場合があり、当方の過失割合がゼロになることもありえます。
法律に関することは、法律のプロである弁護士にお気軽にご相談下さい。
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