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石井誠弁護士が答える 元気の出る法律相談(103) 「二世帯住宅の留意点」
Q、親が所有する土地に今度、私が二世帯住宅を建てて親と同居する予定です。何か法律上注意すべき点はありますか?
A、法律上は他人(親)から借りた土地の上に建物を建てることになるので、「借地権」を設定した上で契約書を作成するなどして権利関係を明確にしておく必要があります。親子だからこそ、身近な関係から生じる遠慮や子どもから地代を取ることはできないという親心などから、権利関係が不明確なままもしくは契約書を作成しないまま二世帯住宅を建ててしまい、後々トラブルになるケースが少なくありません。
関係が良好な状態であれば曖昧な状態のままでも問題は生じませんが、ひとたび親子関係が悪化すると問題が顕在化し、抜き差しならない状況になります。親から土地の明渡しを求められたり、住宅の取壊しを余儀なくされた挙げ句に建築の借金だけが残るなどという状況が起こり得るのです。
また将来発生する相続にも注意を払う必要があり、相続の末に土地が複数者で共有されると権利関係が複雑となり問題が顕在化するのです。
法律に関することは、法律のプロである弁護士にお気軽にご相談下さい。
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