神奈川県は4日、県内全域に手足口病の流行警報を発令した。夏に流行を迎える特徴があり、今後の流行が予想される。
手足口病については県内215カ所の医療機関を定点とし、定点あたり5人を超えると、流行警報を発令する。6月24日から6月30日までの1週間で警報レベルを上回る5・23人となり発令した。県内を地域別にみると、川崎市が8・76、横浜市が6・84、三崎が6・00で警報レベルを上回り、横須賀市は2・22、鎌倉は2・50だった。
手足口病はウィルス性の疾患。4歳位までの乳幼児を中心に夏季に流行する。感染すると3〜5日後に口の中や手のひら、足の裏などに2〜3mmの水ぶくれができる。数日で治り、ほとんどの場合は特別な治療は必要ないという。ただ、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を生じることがある。
感染経路は▽せきやくしゃみによる飛沫感染▽水ぶくれに触れることによる接触感染▽便の中のウイルスが口の中に入ることによる経口感染。
県では予防策として▽流水と石けんによるこまめな手洗い▽おむつ交換時の排泄物の適切な処理と手洗い▽タオルを共用しないこと――を呼びかけている。
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