合唱指導する講師
プロのアーティストが学校に出向き、文化芸術の体験を行う「横浜市芸術文化教育プラットホーム・学校プログラム」が栄区の上郷小学校で９月中旬から10月23日にかけて行われた。２人のアーティストが訪問し、５年生を対象に合唱の指導を行った。
教壇に立ったのは「トリオ・リベルタ」でピアノとヴォーカルを務める中岡太志さんと、オペラ歌手の高部さちさん。９月から３回に渡って指導し、発声練習の仕方や歌の表現方法などを児童に伝えた。
最終日となった23日には初めて３クラス97人での合唱の全体練習が行われ、児童たちは講師の手本や指導に熱心に耳を傾け、授業の後半では一人ひとりが集中した表情で合唱に向き合っていた。
指導を行った中岡さんは「一生懸命ついてきてくれた。最終回は見違えるほど上手くなっていた」と児童を称えた。
高部さんは「自然や日常の中から出るリズムを普段から感じ取ってもらえられたらうれしい」と話した。
同小学校の音楽教諭は「子どもたちの力を上手に引き出してもらえた。プロに指導してもらったことで上を目指す心や憧れの感情を持ってもらえれば」と感想を話した。
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