県立精神医療センター(港南区芹が谷)はこのほど、県内の精神科病院入院患者を対象に、PCR検査で新型コロナウイルス感染が判明した人(陽性者)を受け入れる準備を開始した。
神奈川県が5月1日に打ち出した方針によるもので、県は同センターと湘南ヘルスイノベーションパーク(藤沢市)のグラウンドに整備中の臨時医療施設を「精神科コロナ重点医療機関」とし、両施設でPCR検査陽性者のうち精神疾患の症状が重い患者に対応する。PCR検査陽性者のうち精神科入院患者の受け入れ先を指定するのは全国でも初の取り組みという。
精神医療センターが受け入れるのは、新型コロナウイルス感染症の軽症者と無症状者。同センターには呼吸器循環器科の専門医がいないため、酸素吸入などが必要になる新型コロナウイルス感染症の「中等症」患者については湘南ヘルスイノベーションパークの臨時施設で対応する。また同施設へは精神医療センターの医師・看護師等の派遣もして体制を整える。
なお同センターでは一般の人を対象としたPCR検査の実施はせず、また外来診療については感染防止対策に注力した上で通常通り診療を継続するとしている。
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