「栄区から育った若くて力のある表現者たちを知ってもらえたら」――。そんな思いのこもった音楽劇「一獣一彩」(いちじゅういっさい)が6月26日、本郷台駅前の「あーすぷらざ」ホールで開かれる。
作品を手がけるのは、20年以上にわたり栄区で公演を続けてきた「劇団ぽかぽか」で代表を務めた木暮寿子さんと、音楽を担当してきた娘の山崎美奈子さんを中心とした「MT+Laboratory」(エムティープラスラボラトリー)。2年ほど前から活動準備を進めてきたが、今回が旗揚げ公演となる。
今作は山崎さんが作り上げ、音楽と監督も担当している。山崎さんは「プロで活躍している子、プロを目指している子の中にも才能が多い。それを知ってもらう機会を作りたかった」と話し、出演者の見せ場を念頭に作品づくりを進めてきたという。
出演するのは劇団ぽかぽか出身で舞台役者として活躍する玉谷遥流さんや、栄区の若手太鼓グループ「昇龍」から太鼓芸能集団「鼓童」を経て活動している小池将也さんなど、ほとんどが栄区にゆかりのある若者だ。
山崎さんは「演技や楽器演奏、歌、ダンスなどそれぞれの表現の美しさが見どころ。見た人それぞれに、ここが良かったと感じてもらえたらうれしい」としている。
「より大きな活動に」
公演は6月26日(土)の午後3時からと6時30分からの2回。チケットは一般3000円、高校生以下2500円(税込み)。今回は未就学児の入場を不可としている。申込はホームページまたはメール(【メール】mtlabo2019@gmail.com)から。
木暮さんは「活動費の課題もあるけど、少しずつ活動を広げて区民の方も巻き込んだり、福祉劇などにも取り組んでいきたい」としている。
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