横浜市内河川生物調査の結果がこのほど発表され、魚類や底生動物(甲殻類、昆虫類など)、水草(抽水植物を含む)、付着藻類の確認数が増加していることが分かった。その一方で出現する外来種も年々増え続けていることも判明。港南区、栄区でレッドリスト掲載魚類のアブラハヤやドジョウが確認されたほか、水質基準評価のアユも両区内で確認された。
港南区は大岡川水系3地点(日野川「高橋」、大岡川「曲田橋」、大岡川・日野川合流点下)で調査。魚類17種、底生動物53種、水草3種、抽水植物2種、付着藻類75種の合計150種が確認された。レッドリスト掲載底生動物のコヤマトンボやハグロトンボ等も確認。水質は「大変きれい」が2地点、「きれい」が1地点となった。
栄区は境川水系4地点(いたち川「瀬上沢」、稲荷川「杉之木橋上流」、柏尾川「S水再生センター下流」、同「鷹匠橋」)で調査。魚類22種、底生動物113種、水草2種、抽水植物11種、付着藻類85種の合計235種が確認された。レッドリスト掲載底生動物のコシボソヤンマやマシジミ等も確認。いたち川、稲荷川地点が「大変きれい」でS水再生センター下流と鷹匠橋は「きれい」となった。市は6水系(鶴見川、帷子川、大岡川、境川、宮川、侍従川)を約3年に一度、生物や水質などを調査。今回の調査は41地点で冬季(18年12月〜翌2月)と夏季(19年8月〜10月)に実施された。
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