葉が尖ったり、縮れたり、花が割れたりする一風変わった『変化朝顔』。遺伝子の変異によって様々な色や形に変化するこの朝顔を、本郷ふじやま公園(栄区鍛冶ヶ谷1の20)で育てているのが、事務局員の木村治夫さん(84)ら会員メンバーだ。
「驚きが楽しい」
2003年に開園した本郷ふじやま公園は、栄区のほぼ中心にあり、東京ドーム(約4・7ヘクタール)の2倍以上の9ヘクタールの面積がある。公園には名主の屋敷として、横浜市指定有形文化財の古民家「旧小岩井家」が復元されている。活動17年目になる木村さんは、江戸時代にブームが起きたという「変化朝顔」に興味を持ち、2013年頃に知人から譲り受けた種を使い、生育を始めた。その後、こども植物園(南区)で行われていた変化朝顔の講習などに参加し、独学で朝顔の知識を増やしていった。
今年は5月下旬から6月中旬にかけ約850粒の種を植え、150鉢程の変化朝顔を育てている最中だ。「種まきの時期は休館日でも毎日水をあげている。何が出てくるかその驚きが楽しい」と木村さん。
1847年の江戸時代末期に建築された主屋には、江戸のブームから続く変化朝顔が20鉢以上飾られている。9月中旬頃までが見ごろ。
同公園古民家ゾーンの開館時間は9時〜17時。9月1日(水)は休館。アクセスは大船駅からバスで「鍛冶ヶ谷」下車徒歩5分、大船駅と港南台駅からバスで「中野町」下車徒歩9分。問い合わせは同公園【電話】045・896・0590へ連絡を。
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