上大岡周辺地区の将来像を探るために、上大岡マスタープランの会(山野井正郎会長・80)が7月18日(木)、港南区民文化センターひまわりの郷でシンポジウム「地域の核となるまちづくりをめざして」を開催する。
市営地下鉄と京浜急行が乗り入れる上大岡駅周辺の約18 ha(東京ドーム約4個分の広さ)のエリアは、市南部地域の拠点にふさわしい街づくりを進めるため、1990年代に上大岡マスタープランの会を設立し、再開発事業を進めてきた。
同エリアはA、B、C北、C南の4地区に分けられ、91年からA地区(オフィスタワー、京急百貨店)、97年からcamio(カミオ)のあるB地区、2005年からmioka(ミオカ)のC南地区の開発を進め、現在に至る。残すはパサージュ上大岡(上大岡中央商店街)やFUJICITIOショッピングセンターを含むC北地区の再開発事業が総仕上げの最後のピースだ。
「何が必要か」
「A、B、C南が完成し、これからの上大岡に何が必要で、住民が何を望んでいるのか改めて確認したい」と山野井会長はシンポジウム開催の意図を語る。上大岡の将来像を探るシンポジウムは午後1時20分から4時半の予定。参加費無料。
上大岡周辺を映像で紹介するほか、商店街関係の著書を執筆する前田進さんの基調講演「地域の核となる街づくりをめざして」を実施。また、将来を見据えたパネルディスカッションには横浜市役所、京浜急行電鉄、京急百貨店、上大岡連合町内会、上大岡中央商店街の関係者5人が登壇する。討論会の後は会場からの意見聴取を行う。山野井会長は「多くの人に参加してもらい、上大岡の将来を一緒に考えましょう」と呼び掛ける。
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