「勝った時がすごく気持ちいい」―。上大岡小学校6年の笹尾明日香さんは、全日本卓球選手権大会に神奈川県代表として6年連続出場を果たすなど、数々の大会で活躍中の卓球少女。8月には東アジアホープス卓球大会に日本代表として出場し、団体戦で5位の成績を収めた。
国内で10人という厳しい選考会を勝ち抜き挑んだ世界戦。しかし偉業達成にも「外国人は試合中の雰囲気が違った」と淡々とした表情。一方、友人でライバルでもある小学生のトップ選手の名をあげては「早く追いつくよう頑張る」とすでに視線は先を見据える。
父・明さんは長年の卓球愛好家、母・良枝さんもかつて実業団でプレーし、ダブルスで全国制覇した経歴を持つ。7つ年上の兄・卓人さんも中学高校と卓球で活躍、県大会で優勝した実力者だ。卓球一家に育った明日香さんも「皆やっていたから」と5歳で当然のようにラケットを握ると、自宅では身長と卓球台の高さの差をすのこを敷いて補い、練習に励んでいたという。
その後、1年生で日産ジュニアクラブ(現・横浜ジュニアクラブ)に所属。放課後に週2回クラブに通い、それ以外の日も地区センターなどで良枝さんとラケットを振る毎日だが、「やめたいとは思ったことはない」ときっぱり。
学校ではサッカーに夢中で、「男の子が夏休み明けに前より上手になっていた。歯が立たなくて悔しい」と負けん気の強さがのぞく。卓球漬けの毎日でも勉強は「練習の合間にやる」と熱心で、「算数の応用問題を考えることが好き」。
卓球クラブでインストラクターを務める良枝さんの指導は厳しく、練習中は普段の優しい母の姿はない。それでも「うまくいかない時もお母さんは最後まで付き合ってくれる」と尊敬し、「将来の目標はお母さんを超えること。シングルの全国大会で優勝したい」。
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