根本建設 地域貢献活動で優秀賞 建設業をイメージアップ
神奈川県内の建設業関連団体51団体で組織している「神奈川県魅力ある建設事業推進協議会」が主催した「2012年度建設ステーション元気アップコンテスト」の表彰式が1月29日、横浜情報文化センターで行われた。港南区からは芹が谷の根本建設(株)が、最優秀賞に続く優秀賞を受賞した。
同コンテストは建設事業のイメージアップを目的に、地域貢献活動や従業員が健康で楽しく働けるように行っている取り組みの実践例を競い合う。今年度は県内から13社が応募した。
同社は、金沢区の県営六浦団地公営住宅建築工事(2011年8月1日から12年9月28日)の際、地域住民に建設業の魅力をアピールするため、近隣の小学生に「地球にやさしいまちづくり・いえづくり」をテーマにした絵を募集。集まった約150点の作品を工事現場の仮囲いに12年の2月から約1カ月間展示した。また、展示終了後から仮囲いの解体まで、建設業の仕事内容を様々な写真や文章で紹介する取り組みを行ったほか、作業員にも地域に対するコミュニケーション意識を持つよう自覚を促す目的で、作業員自身の顔写真の掲示も行った。
そのほか、安全・環境対策としてフラワーポットの設置や夜間照明の取り付けに加え、建設業界を目指す関東学院大学工学部建築学科の学生を対象にした野外授業も実施。また、地域住民とのコミュニケーションを図るため、週に2回ほど周辺道路の清掃も行った。これらの取り組みが総合的に評価され、優秀賞という結果に繋がった。
今後も地域貢献を
今回の受賞を受け同社の根本雄一社長は「『地域の人となにかやりたい』という現場からの声でこのような取り組みを行った。コンテストに応募したのは今回が初めてだが、優秀賞という形で自分たちの取り組みが認められて嬉しかった。近隣の皆様や区役所、町内会などから高い評価を頂いたのも嬉しい」と喜びを口にした。その一方で、苦労した点に連絡調整や作品展示の全体レイアウトなどを挙げた。根本社長は今後の活動について「地域貢献活動を継続していくと共に、建設業の魅力アップのため頑張っていく」と改めて熱く決意を語っていた。
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