障害者とアーティストのコラボレーションによって新しい芸術表現を目指す国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」が27日に開幕する。市民参加型ワークショップを皮切りに作品展示やアートパフォーマンス、巨大作品づくりなどが展開される。12月下旬まで。
「今回のテーマは『とけあうところ』。どんどん内向きになっていく今の社会を何とかしていきたい。価値観が違ってもお互いに尊重し理解することで世界は1つになれるのではないか」。そう語るのは総合ディレクターの栗栖良依さん。メイン会場となる象の鼻テラス(中区)で17日、記者会見を行った。
2014年に続いて2回目の開催。前回は開催期間中、来場者と参加者を合わせて延べ10万人を上ったという。
今回は3部制とし、5月27日から9月30日までの1部のテーマは「創作」。出演者のオーディションやワークショップなどを通じて市民参加型の創作に取り組む。障害の有無にかかわらず、国内外から制作人数1万人を目標に糸を編み込む巨大な作品をつくる企画もある。
10月7日から9日までの2部は「発表」と題し、象の鼻テラスと象の鼻パーク(中区)を会場に空間アートの巨大作品展示やアートパフォーマンスのステージを展開する。11月から12月下旬までの3部は「展示」と題し、象の鼻テラスや横浜ラポールなど市内各所で作品の巡回展示を行う。
「アートの力で多様な人々の出会いの場、協働のきっかけを作っていきたい。今回は(最終の第3回の)2020年に向けて新しい芸術表現を世界に発信する船出になる」と栗栖さん。
詳しいイベント内容は今後、公式ホームページで発表する予定。問い合わせは事務局(【電話】045・661・0602)へ
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