表彰式に参加した（後列左から）永野社長、菊池翔さん、青柳龍さん、（前列左から）菱刈優子さん、河村光昭さん、青柳瑞鳳君
真っ白な部屋の間取り図を使って、自由な空間を――。不動産の新築、リノベーションなどを手がける港南区丸山台の（株）マイホーム・スタジオ（永野正之社長）が施工中の物件を活用した「野庭団地スケルトン・リノベーションコンテスト」を開催し、13日に表彰式を実施した。実際の間取りをもとに自由なアイデアを描き込むというもので、２年目の今年も一般に募集を呼びかけた。子どもから大人まで33点の作品が集まり、最優秀１点、優秀賞４点、ヤングデザイナー賞２点の計７作品が入賞した。
最優秀賞に輝いたのは港南区野庭町在住の菱刈優子さん。住宅展示場でさまざまなモデルハウスを巡るのが趣味の１つで、部屋について考えるのが好きだという。「現実的なところから考えると、四角になりがち。あえて部屋を斜めに使った。趣味がこうして評価されたようでうれしい」と喜びを語った。
また優秀賞の河村光昭さん（港南区上永谷在住・67歳）は、建築関係の仕事に長年携わってきたものの、「デザインについて考えたのは学生のころ以来だった。久しぶりで楽しかった」と感想を話した。
永野社長は「真剣に応募してくれたのが分かるような作品が多く、感激。商売を離れて楽しんでもらえる企画を今後も続けたい。実際の施工にもアイデアを生かしてみたい」と話した。
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