4月1日に横浜市南消防団の団長に就任した 宮本 康明さん 南区唐沢在住 66歳
「恩」を胸に地域貢献
○…定年を機に横浜市南消防団に入団し6年。消防職員としての経験を生かしつつ、全6分団、計377人をまとめあげる。元消防職員が団長を務めることは珍しく、所属年数も短いため、「何十年も消防団で活躍してきた人がいる中で、自分が就任していいか葛藤があった」と話す。しかし「任されたからには」と団長を務めることを決意。「団員にけがさせないための安全管理は特に気を付けたい」と意気込む。いつ起きるか分からない災害に備え、団員と日々訓練に励んでいる。
○…生まれも育ちも南区唐沢。元消防職員の父の影響もあり、「幼い頃から正義感が強かった」と振り返る。東京と横浜で計36年、消防職員として活躍。息子も同じ職に就いた時は、「自分が今までやってきたことは間違っていなかったと思えた」と感慨深げだ。消防団のほか、町内会の防犯部長も務め、初期消火などを指導している。「地域の人に育てられたという意識が強く、少しでも多くの人に恩返しがしたかった」と話す。
○…中1から高2の孫が3人。現在は彼らの野球の試合を見に行くことが楽しみの一つ。休日はゴルフや旅行に行くことも。また愛犬家な一面もあり、「家で飼っているトイプードルも活動の疲れを癒してくれます」とほほえむ。
○…課題は入団促進。最近は女性や外国籍の人の入団も増えてきたが、未だ定員数には達していない。「学生や公務員など、色々な人に興味をもってもらいたい」と活性化を願う。活動の魅力は「団員達と一つのチームとして同じ方向を見て活動する中で、地域に貢献できたときの達成感」。地域の防災リーダーとして、「自分のまちは自分で守る」という熱意のもと、これからも活動に力を入れていく。
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