「在日本神奈川県韓国人連合会」の会長を務める 徐(ソ) 允錫(ユンソク)さん 中区在勤
第2の故郷へ恩返し
○…「政治を越えた交流の場をつくっていきたい」。2月1日に中区福富町で、町内会と連携した「第2回日韓餅つき大会」を主催した「在日本神奈川県韓国人連合会(以下、神奈川韓人会)」の会長を務める。
○…出身は韓国。大学を卒業した後、「日本語ができるようになれば韓国でも就職が有利になるのでは」と考え、1992年に単身日本へ。日本語学校に在学していた時に、テレビドラマに憧れ、語学学校卒業後はホテルマンになるために専門学校へ進んだ。しかし、年間100万円を超える学費は払えず、断念。その後は日本で焼き肉店に住み込みのアルバイトをしながらなんとか生計を立てた。「あの頃は苦しかったですね」と当時を振り返る。
○…2002年頃に家庭の事情で一時帰国することになったものの、04年に再度日本へ。ゼロからの再出発だった。今では韓国家庭料理・焼き肉店を2店舗経営する。「日本に帰ってきたときに助けてもらったのが、日本の友だちや仲間。ゼロからの出発でここまでこられたのはジャパン・ドリーム」と微笑む。「職探しだったり、話を聞いてくれたり。仲間たちのサポートがあったからいまがある。恩返しをしたい」と、13年に自身が中心になって、神奈川韓人会を立ち上げた。韓国から移住する人、再び日本へ戻ってくる人のための団体をつくろうと仲間10人でスタート。「職探しや生活のサポートなど、できる限りのことはしたい」と話す。今では会員約100人の団体になった。
○…家族は妻と中学2年生の娘の三人。趣味はサッカーで、日本・韓国・中国の国別でチームを作り、フットサル大会を開催するなど、交流の場づくりに積極的だ。「街にもっと人が来て欲しい。政治は関係ないですよ。日本は第2の故郷。地域と連携し、交流の場をつくり、地域を活性化して恩返ししていきたい」と、自身の経験を団体の活動に活かす。
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