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宮前区版 公開:2011年9月2日 エリアトップへ

7月1日付で向ヶ丘ライオンズクラブ会長に就任した 飯田 満さん 菅生在住 40歳

公開:2011年9月2日

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奉仕の意義を学ぶ1年に

 ○…「奉仕の意義を改めて考えていきたい」。新会長は原点を見つめ直すことをテーマに掲げた。地域奉仕、社会貢献を目的に活動するライオンズクラブ。子育て支援や環境美化、地域福祉など様々な活動の動機を問い、必要性を再認識していきたいという。「例えば献血活動。今、輸血用の血液は大きく不足していて、想像以上の不幸が存在している。この事実を知るだけで、活動の大切さがわかる」。意義を学び、活動に深みを持たせ、共感を呼ぶ。その共感で賛同者を作り、クラブの基礎を固める1年と位置づける。

 ○…現在、メンバーの中で年齢は下から2番目。大先輩ばかりの中での活動は「力を貸していただくことばかり。感謝」とのこと。入会から早8年が経った。今までの活動の中で印象に残っているのはごみだらけだった平瀬川の浄化。市民グループとの協同活動で、年々取り戻されていく自然の美しさに感動したという。「動いただけ目に見える結果が出る。これがやりがい」。充実感に溢れている。

 ○…代議士秘書から市議に、今年4月には県議となった。議員活動に加え、地域活動にも積極的に参加。趣味も兼ねて地元の野球チームを指導。元甲子園出場球児の情熱と技術をもって取組んでいる。多忙さを支えてくれるのが夫人。「今の自分があるのは妻のおかげ」と感謝の一言。勿論、言葉だけではない。休日ともなれば2人の愛娘とともにしっかりと遊ぶ。ただし、これは家族サービスではない。「夫として、父としての当然の責務」と楽しそうに笑った。

 ○…先日、歩行者がごみを投げ捨てる場面に遭遇した。投げられたのは地域一丸となって育んでいる平瀬川。投げたのは大人だ。「まだ活動が足りないのかも知れません」と表情を引き締める。クラブの心をもっと根付かせること、また、自らを律し、人々の規範とならなければならないことを実感した。
 

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