タレント、ベッキーさんの母親で、地域の教育活動などに精力的に取り組む ベッキーママ・デミーさん 区内在住 59歳
子どもが笑顔なまちに
○...人気女性タレントのベッキーさんを育て、今は町会などの地域活動や地域教育会議の副議長も務めている。11月30日に宮前市民館で行われた宮前区PTA協議会の創立30周年記念式典では、記念講演に出席。軽快なトークを披露して会場を沸かせた。「宮前区には子どもの頃から住んでいる。50年ぶんの思い出が詰まったまち。多くの人から与えてもらった感謝を今度は私が皆さんに返していく番だと思う」。
○...地域活動を始めたのは子育てが終わってから。白熱化する受験戦争や殺伐とした日常を間近で見るにつけ、「もっと自然に、地域ぐるみで育てられたら」という感情が芽生えていった。「思ったら行動するタイプ」ゆえ、子どもや高齢者はもちろん、動物に至るまで、困っていれば、すぐに声をかけるという。迷惑行動を起こす若者にも優しく注意を促す。「人の心は、怒れば怒るほど離れていく。優しく伝えればきっとわかってくれるはず」。
○...タレントの母、という影響力ゆえ周囲からの注目も大きい。プレッシャーを感じるかと思いきや、「無理はしない、がモットー。好きなことしかしないから毎日がとっても楽しいのよ」と笑顔。趣味は水泳とフルート演奏。水泳は年間120キロメートル泳ぐと決めている。アウトドア派のイギリス人の夫と一緒に海に行くことも。ストレスは溜めない性分。悲しいことや悔しいことがあると、「体を動かして発散させる。お酒は感情を助長させるから楽しい時しか飲まないの」と話す。
○...自身の子育ては、「子どもを個人として認めてあげる」「人にされて嫌なことはしない」などいたってシンプル。東日本大震災の被災地・東松島市にボランティアで訪れることもライフワークのひとつとなった。「被災地の方々から元気をもらっている」とニコリ。明るくパワフルで周囲を笑顔にさせる姿に人は惹かれるのだろう。
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10月4日