水沢森人の会の代表をつとめる 清水 良一さん 菅生在住 76歳
楽しみながら前進する
○…北部市場の南と西に広がる菅生緑地。市内7区に1カ所ずつある市民健康の森に指定され、2・1ヘクタールの面積を持つ同緑地を「水沢の森」と呼んで、その維持、管理を行政と協働で行うボランティア団体が「水沢森人(もりんど)の会」だ。2001年に発足した同会は今年で13年目。植生調査、間伐等様々な活動をしている。また農作業には地元の小中学生も加わっており、自然の大切さを学ぶ場にもなっている。
○…「森人の会」との出会いは7年前。それまでは県内各地で森林づくりのボランティア活動を行っている「かながわ森林インストラクターの会」に所属していたが「自分が住んでいる町で地元の人に親しんでもらえるような森づくりをしたい」という思いから「森人の会」に参加。代表となったのは3年前。会で情報を共有できるよう、活動記録等を作成した。「活動は義務化するのではなく、自分たちにできる範囲で楽しんでやることが大切。達成感が良いんだよ」とほほ笑む。教師の経験もあり「子どもたちに自然の仕組みを教えるのも自分たちの役目」と子どもたちとの共同活動にも力を入れる。
○…「次の世代に豊かな自然を残すことが夢」。現在会員は60代以上が中心で、今後は若い世代の参加も促していく。「多くの人が自然と実際に触れ合い、体験してほしい」と話す。そのためにたけのこ掘りや、野菜の植え付け、収穫等を体験する機会を積極的に作っていく。「もうすぐジャガイモの収穫時期。植えつけた子どもたちが収穫しにくるよ」と笑顔で話す。
○…趣味は山登り。中学生と高校生の2人の孫と山に行くのが楽しみ。昨年は白馬岳、八甲田山にも登ったという。「孫たちはどんどん先に行ってしまう。追いつくのがたいへんでね」とニコリ。好きな言葉は「前向きに生きる」。「ありのままを受け入れて、少しでも前進していけるよう努力することを心掛けている」
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4月26日
4月19日