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宮前区版 公開:2015年2月27日 エリアトップへ

結成10周年を迎えた宮前平小学校PTA父親の会「MEN’S CLUB」発起人 金澤 茂さん 宮前平在住 54歳

公開:2015年2月27日

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今の幸せを大切に

 ○…「偶然住んでいた町が、楽しい仲間のいる、愛する地元になった」。今年10周年を迎えた市立宮前平小学校父親の会「MEN’S CLUB」の発起人。現在の登録会員は年齢や国籍を越え延べ105人に上る。それぞれが職場とは違う、父親の顏で子どものために活動している。「もう会を見守る立場」と話しながらも、現場で活動に関わり続ける。「この地域で育った子ども達にふるさとだと思ってもらえたら嬉しい」と微笑んだ。

 ○…父親の会設立のきっかけになったのは知的障害をもつ長男の存在。小学校の普通教室に通わせてもらうため自ら相談に行ったり、毎晩一緒に勉強するなど「息子のためにできることは何でもした」という。学校の協力にも感謝する中で「自分にできることは何か」と考え、設立を思い立った。PTA会長を務めていた2004年の秋ごろから、当時の校長や近隣小学校の父親の会へ相談。父親たちに声をかけ、翌年5月の運動会の支援を皮切りに活動がスタートした。「設立記念の旗ができたときは感動した」と当時を振り返る。

 ○…岩手県出身。上京後、自衛隊に勤務していたこともあり、現在務める福祉関係団体では阪神・淡路大震災時から被災地支援に向かった。東日本大震災では地元岩手にも。運動が好きで、現在20歳の長男、17歳の次男とはランニングなどをする「朝練」を約8年続けている。「多摩川の駅伝に家族4人で参加するのも恒例行事」と嬉しそうに話す。

 ○…尊敬する人は「2人の子どもたち」。理由は「陰ひなた、裏表なく、損得で行動しないから」。特に長男は「人間としての生き方を常に教え続けてくれている」という。そんな長男が通っていた高校でも、宮前平小でのスピリットを引き継いで2011年に父親の会を立ち上げた。「大好きな家族と、『MEN’S CLUB』の仲間が心の拠りどころ」。毎日を大事に、今の幸せを噛みしめる。

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