3月11日付けで宮前警察署署長に就任した 長谷川 元文さん 青葉区在住 58歳
誠実に地域住民と向き合う
○…「地域の皆さんとの距離が近い警察署」。署員が毎日署の玄関に立ち、地域住民に声を掛ける姿を見てそんな印象を受ける。不安や悩みを抱えて訪れる人も多い警察署。だからこそ「国民、県民、市民の安全安心のための警察」という原点に立ち返り、地域住民目線に立った対応を心掛ける。「警察官としての使命を果たしたい」。そんな想いで宮前区民の安全安心のために力を尽くす。
○…35年間の警察人生の中で、広報県民課や警務課など様々な部署で経験を積んだ。特に、3年前に勤務した捜査1課での検視官としての経験は自身にとっても大きな収穫だったという。「間違いが許されない1回限りの検視。プレッシャーの中で判断することのむずかしさを痛感した」と振り返る。身をもって体験しているからこそ、「署員にはたくさんの経験を積んでほしい」と積極的に職務に携わることのできる環境づくりに努める。「各部署同士の連携を強め、一体感ある署を目指していく」。署長としてドンと構え、署員らを背中から後押しする。
○…趣味はウォーキング。就任後は忙しい日々を過ごしているが、休日は歩いて区内を巡る。これからの楽しみは名所としても知られる「等覚院のつつじ」。「たくさん歩いて宮前区の魅力をどんどん見つけていきたい。見かけたらぜひ声を掛けてください」と親しみやすい笑顔を見せた。
○…座右の銘は「至誠天に通ず」。「現実を逃げずに受け止めて誠実に対応すればどうにもならないことはないからね」とニコリ。就任してからまもなく1カ月。消防、区役所との合同訓練や地域住民との交流の中で、これまで同警察署が培ってきた地域との絆の強さを実感した。10年間の県警本部での勤務で様々な警察署を見てきたが、素晴らしいことだと感じている。「大切に、しっかりと受け継いでいかなければならない」と決意を新たに、長谷川流の舵取りが始まる。
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5月3日
4月26日