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宮前区版 公開:2015年6月5日 エリアトップへ

宮前消防団の新団長に就任した 秋山 明さん 東有馬在住 68歳

公開:2015年6月5日

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連携強め、地域の安全を守る

 ○…宮前消防団の新団長にこのほど就任した。副団長として6年間、団長をサポートしてきた経験を生かして3分団6班、総勢112人をまとめる。今年7月で創立30周年を迎える同消防団の中枢を担う団長としての責任の重さを痛感しているが、「推してもらったからには精一杯やりたい。歴代の団長が築いてきたものをしっかり受け継いでいく」と表情を引き締める。

 ○…1981年に入団。「地域での仲間づくりに」と始めた活動も34年が経ち、今ではライフワークのひとつとなった。これまでの出動回数は500回以上。火災現場では『指揮官』として団員らに的確な指示を出すが、「人前で話すことには慣れないね。式典等での挨拶はいまだに緊張する」と照れ笑い。団の魅力は「人との出会い」。幅広い世代や職業の人と話すことで視野が広がったという。「この年になっても日々勉強。若い人からはパワーをもらえますね」とニコリ。

 ○…生まれも育ちも宮前区。代々続く農家も自身で18代目となった。現在は仕事に団長職にと忙しい日々だが、暇をみつけて趣味の神輿担ぎに飛び回る。祭りの活気が好きで、その中心にある神輿担ぎに魅せられ、20歳の頃から全国各地の様々な祭りに参加。地元有馬では神輿会を立ち上げ、42年間会長を務めあげるほど夢中に。8年程前には総重量2トンにもなる関東最大級の神輿を作製し、長年の夢を叶えた。「やるからには中途半端は許せない。1番を目指さないと」と熱い性格を覗かせた。

 ○…課題は人員増強。「社会の高齢化問題と同様、消防団の高齢化も深刻」と特に若い世代の入団を呼びかける。地域のリーダーとしての誇りを持てるよう、魅力を伝えていく。70歳の定年制を敷く宮前消防団での活動も気づけば残りわずかとなった。その集大成として、団員の意見をくみ上げながら持ち前のチームワークにさらに磨きをかけ、地域の安全を守っていく。

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