宮前区(野本紀子区長)は東京大学公共政策大学院が主催する、市民が行政から提供されたデータなどを基に考えた地域課題解決のアイデアを募る「チャレンジ!!オープンガバナンス2016」に参加。現在、市民からのアイデアを募集している。
このコンテストは、自治体が持つ統計や施策の状況など様々な公開情報を活用し、市民参加型の行政「オープンガバナンス」の促進等を目的に開かれる。
参加自治体を募り、その自治体が各々の地域課題解決に向けた市民アイデアを公募、同大学院教授らによる審査を経て優秀なアイデアを表彰するという。参加自治体は約30で、川崎市では宮前区のみとなっている。
宮前区で募るテーマは「地域全体で子育てを応援するまちづくり」。
0〜14歳の人口割合が市内最高であることを背景に、核家族化が進む中、子どもたちの成長に大きな影響を与える地域住民との交流の促進などで、安心して子育てができる環境づくりのアイデアなどを求めている。応募はチームで。リーダーは区内在住・在勤が条件となっている。
アイデアの基となる情報は現在、区のウェブサイト上にて公開している。人口、世帯数、教育調査統計、市、区の子育て施策などがあり、必要に応じてその他の情報も提供してくれる。
区の窓口となるまちづくり推進部企画課の小山さんは「肩ひじはらずに気軽にご参加を。アイデアを寄せていただき一緒に考えましょう」と参加を呼び掛ける。
コンテストの運営コーディネーターを務める東京大学公共政策大学院客員教授の奥村裕一氏はオープンガバナンスでの市民の活動が、特に都市部で失われつつある市民同士の絆づくり、コミュニティの再生につながるとする。また宮前区での公募に関しては子育て世代の多いまちとして「例えば、楽しんで子育てができる、子育てが楽しくなるアイデアで地域を盛り上げてほしい」などと話した。
問い合わせは同課【電話】044・856・3133。
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