宮前区版 掲載号:2018年5月11日号
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生田緑地ばら苑 市民の支えで60年 27日まで一般公開

社会

昨年の苑内の様子
昨年の苑内の様子
 多摩丘陵の樹林に囲まれた花園「生田緑地ばら苑」(多摩区長尾)が今年、開苑60周年を迎えた。春の一般公開が5月27日まで行われている。

 生田緑地ばら苑は1958年、小田急向ヶ丘遊園地内に開業30周年記念事業として開苑。2002年の遊園地閉園に伴い、ばら苑存続を求める市民の声に応えて川崎市が管理を引き継いだ。春と秋に一般公開を行い、年間約10万人が訪れる。

 現在は市公園緑地協会がボランティアの協力を得ながら運営。引継当初、市の募集で約700人いたというボランティアの主な活動は除草作業だったが、10年ほど前から(公社)日本ばら会が指導を開始。剪定や施肥など、ほとんどの育成管理をボランティアが担うようになった。昨年4月には「ばら苑ボランティア会」を発足させ、会員は約150人。同会の前山英二会長(65)は「消毒以外の作業は全て会員主体でやっている。次の代へ受け継いでいきたい」と語る。

 同苑はバラの殿堂入りをした全27種が揃う国内でも珍しい施設で、開苑当初のバラも残っている。大川弘苑長(63)は「ボランティアあってのばら苑。これだけの規模で職員7人ではとうてい管理できない」と感謝を表す。

 春の一般公開は27日まで。約530種、約4700株が公開され、「つるバラやオールドローズガーデンが見どころ」と前山会長。時間は午前10時〜午後4時30分。土日祝は9時〜、入苑は4時まで。入苑無料。バラの育成管理のための募金を受け付ける。開苑中の問合せは管理事務所【電話】044・978・5270。19日には園内の芝生広場で60周年を記念したコンサートも企画されている。午前11時半〜、無料。

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