宮前区は地域の新しい活動や価値を生み出す「(仮称)ソーシャルデザインセンター」の創出に向け、市民が求める機能の洗い出しを進めている。3月に開催されたキックオフイベントに続く今年度の取組が7月から始動する。区は6月17日からメンバーの募集を開始する。
新しいまちづくりの仕組みづくりを進める事業「(仮称)宮前区の『希望のシナリオ』実現プロジェクト」は、川崎市が3月に策定した「これからのコミュニティ施策の基本的考え方」に基づく取組。市民主体で各区の特徴に合わせたまちづくりを進めていく。
宮前区はコミュニティカフェが50カ所を超え、市民団体によるマルシェ等のイベント開催など、市民活動が盛んだ。区内にある活動を横断的に繋げ、新たな取組の創出や活性化、活動の円滑化を図るため、「(仮称)ソーシャルデザインセンター」の開設を目指す。
今年度は同センターに求める機能について議論を進めていく。「情報の一元化」や「資金・活動支援」などが想定されるというが、機能や仕組みについて、実際に活動する市民らが自ら検討する。
3月に開催されたキックオフイベントでは、区内にある活動の相関図を作成し、内容や関係性などを視覚化。今年度は相関図を参考に、活動の現場を訪れて主催者らの話を聞く「見学ツアー」を実施する。区役所企画課の担当者は「実際に見聞きすることが『気づき』に繋がる。相互理解を深め、良さや課題などが見えてくれば」と話す。
その後、見学ツアーで集めた情報等をもとに「広報チラシの設置方法」や「応用できるノウハウの共有」といった新たな仕組みを検討。今年度中にはできる取組からスタートさせていくという。
区は今年度の取組を進める「みやまえ取り組み隊」のキックオフミーティングの参加者を募集。メンバーは固定ではなく出入り自由。7月15日(月・祝)午後1時30分から4時。見学ツアーの具体的な訪問場所などを検討する予定。区役所1階。25人。6月17日(月)午前10時から電話(【電話】044・856・3133)または区HPから申込を。
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