神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2019年10月11日 エリアトップへ

西長沢公園 来秋から4年間利用休止 スポーツ会場不在の危機

スポーツ

公開:2019年10月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
潮見台の西長沢公園
潮見台の西長沢公園

 ソフトボールや少年サッカーなどで使用されている西長沢公園が、西長沢調整池の耐震補強工事のため2020年9月頃から24年7月頃までの約4年間利用できなくなる。宮前区内には公共の広い運動場がなく、区民から戸惑いの声があがっている。

 西長沢公園(潮見台4の2)は、神奈川県内広域水道企業団が管理する西長沢調整池の上部を川崎市が広場として開放している。約1万6000平方メートルの面積に2面の広場が設置され、ソフトボールやサッカー、ゲートボールなど市民のスポーツの場として利用されている。

 西長沢調整池は、浄水された水を貯え調整する役割があり、災害時の応急給水にも対応する。1977年3月に竣工し、築40年以上が経過。来年冬から24年春に耐震補強工事を実施する予定だ。

 水道企業団は「阪神・淡路大震災クラスの地震に対応し、長寿命化するための工事」と説明する。公園利用者に配慮し、分割の工事より一気に完了させた方が良いと判断。担当者は「工事後は何十年か続けて利用できるようになるはず」と話す。

土日の利用97%

 同公園を管理する宮前区道路公園センターによると、西長沢公園の利用予約は土日が97%、平日でも50%が埋まる(12年〜14年の平均値)。区内団体や町内会・自治会のソフトボール大会などでも使用されている。

 公園の利用休止期間は20年9月頃から24年7月頃を予定。ふれあいネットや公園の掲示物で10月1日から利用休止を案内している。道路公園センターの担当者は「影響を考えて1年前から告知している。このような対応は異例のこと」と話す。

 スポーツで無料利用できる区内の公共の屋外広場は、同公園と県立東高根森林公園のみ。民間企業のグラウンドも利用できるが条件がある。学校の校庭は、既存の利用団体との調整が必要でハードルが高い。

 県議会議員で市ソフトボール協会の会長を務める持田文男氏は「区内のスポーツ振興に大きな影響がある。代替地の用意など川崎市行政に協力を呼びかけたい」と話す。

宮前区版のトップニュース最新6

「支援の輪」次の段階へ

こども食堂

「支援の輪」次の段階へ

寄付増加、物流に課題

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook