宮前区民生委員児童委員協議会の会長に就任した 小谷田(こやた) 實さん 宮崎在住 71歳
地域に寄添う”世話焼き”さん
○…地域の身近な相談役として活動する民生委員児童委員。昨年12月に一斉改選が行われ、宮前区民生委員児童委員協議会の新会長に就任した。200人を超える会員とともに、安心して暮らし続けられるまちづくりを支えていく。会長就任時、基本理念として掲げたのは「隣人愛」。「少子高齢化が進む今、地域で支え合うことが重要となる。会員同士が連帯感をもって取組んでいく」と決意を新たにした。
○…民生委員に携わり19年。祖母からの「若い頃は世のために、年を重ねたら地域のために」という言葉がずっと胸にあった。子育てや仕事がひと段落した頃に「民生委員をお願いできないか」と声がかかった。「最初は断ったけれど台風の日にずぶぬれになりながら町会の人が声を掛けに来てくれて」と引き受けることを決めた。「大変だけど、元来ほっとけない性格だからね。『ありがとう』のひと言が続けられる理由」と表情をやわらげた。
○…茨城県生まれの東京育ちだが、20代で一家で宮前区に。半分地元という区の魅力を「坂が多いところ」といい、健康のためによく街を歩いている。野球好きで宮崎町内会のソフトボール部にも所属。レギュラーとして活躍している。趣味の射撃では茨城県の練習場まで出向き、腕を磨く。日本刀の収集にも凝っていて「昔はこうだったのかなとか鞘から抜いて磨きながら考えるのが好き」と多趣味だ。
○…趣味のひとつに「福祉」を挙げるほど委員としての活動は生活の一部になっている。委員の高齢化が進み、欠員が続いていることが課題。「仕事の軽量化などでなり手不足を解消したい」と力を込める。持ち前の”世話焼き”な一面を生かし、地域に寄り添い続ける方針だ。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日