奉仕団体「川崎宮前ロータリークラブ」の会長に就任した 佐藤 大さん 犬蔵在勤 54歳
「人は石垣、人は城」
○…入会約5年の早さで急遽メンバーの顔となる会長に。一昨年には幹事も経験し「内外のロータリークラブの事をより知ることができた」と振り返る。会のメンバーは15人と決して大所帯とは言えない。先輩たちは複数回会長を経験している人もおり「早いうちにいつかやらなくては」と思っていた。自身が掲げる今年のクラブの目標は『知ってもらおうロータリー』。「少しでも興味を持ってもらい、賛同してくれて共に活動する仲間が増えてくれれば」
○…高校はアメリカに留学。英語も話せず単身向かった異国の地は「何もかもが新鮮だった」。死と紙一重な危険な事も多々あった。帰国後は英語力を生かし、ホテルでの接客販売や外国人向けのレンタルオフィスの営業などを経験。現在は妻と小学1年の息子と3人暮らす。
○…代表取締役を務め犬蔵に本社を構えるタケダ株式会社は、医師や看護師など資格が必要な業務外の病院の全て、受付や警備、売店などを執り行う。「今でこそ風当たりは弱くなってきたが、コロナ禍当初は怖かったろう。スタッフには頭が上がらない」。先代が武田節の一節「人は石垣、人は城」に心動かされ名付けた武田商事を48年前に起業。「人が宝。我々が地域を守る病院という城を守る石垣になり、より宮前に根付いた会社にしていきたい」と決意新た。地域への寄付は毎年恒例となっている。
○…クラブは毎週土橋の飲食店「木曽路」での例会の他に、夜会婦人デーなど家族総出で親交を深める特有の会がある。「奉仕活動も、家族の理解なしにはできないから」。ロータリークラブは国際的に活躍するが、「まずは家族、地域から」とにっこり。奉仕の草の根活動がやがて広がり伝播していく。
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4月26日
4月19日