平瀬川流域まちづくり協議会(杉田進会長)が発行する会報の特別号=写真=がこのほど完成し、地域に配布されている。同川流域で活動する人々から寄せられた「地域への思い」が掲載されている。
例年7月の第1日曜に行われる「平瀬川七夕サミット」に合わせて発行する会報。今年度は同サミットだけでなく、主催するイベントがコロナ禍で中止を余儀なくされたことから、特別号の発行を企画した。
通常の会報はA3二つ折り4ページの所、特別号は19ページに増量。平瀬川流域で活動する、流域の学校関係者や高橋哲也区長、農園・造園、環境団体など14の個人や団体から原稿が寄せられている。
活動や歴史の紹介、自然や地域への思いがつづられているほか、ヨネッティ〜北部市場〜稗原小学校〜菅生神社〜蔵敷〜飛森(とんもり)谷戸をつなぐ流域の自然を活かした散歩道『緑の回廊』構想の紹介もされている。
特別号は1500部発行。流域の学校教職員や各自治会会員に配布されたほか、宮前区役所や向丘出張所、菅生分館に配架されている。
清掃から25年
同会は平瀬川が綺麗で地域で自慢できる川となるよう、川の清掃から活動が始まり25年になる。清掃だけでなく、川岸へのコスモスや桜の植樹、アユの放流を続け、同川沿いは今では年中を通して花が咲き、例年春に行われる桜祭りは風物詩となっている。
同サミット当日は川の清掃をし、流域の小学生による総合授業の地域学習で学んだ研究発表や、中学生による吹奏楽や太鼓の演奏も実施。地域住民400人ほどが集まる同会あげての一大イベントとなった。
特別号の完成を受け、杉田会長は「今後も『川を活かしたまちづくり活動』を続け、支え合う力を養える地域づくりをしていきたい」と決意を新たにした。
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