宮前消防署の署長に就任した 杉山 哲男さん 中原区在住 55歳
参画意識で組織に活力を
○…市内最多となる184人の消防署員をまとめ上げるため、意識改革と組織力の向上を目指す。消防行政にも民間の経営感覚を取り入れ、署員のポテンシャルを発揮できる環境づくりを進めていく構えだ。「署員の使命感や参画意識を育てて、いかに本気になれるかが重要だ」と思いは強い。「宮前区は緑豊かで歴史のある町。地域の方々や関係機関と連携・協力をしながら、市民の安全・安心のために取り組んでいきたい」と抱負を語る。
○…中原区出身。先輩に憧れ、消防の世界に足を踏み入れた。入局後は広報担当や総務部担当部長などを歴任。「全国の消防会議に随行し、最新の消防事情を知ることができたのは大きな財産。今の組織運営スタイルに繋がっている」と話す。消防署員に肝要なのは「先人の教えに学ぶこと」といい、先輩から学んだノウハウを部下に伝承するための信頼関係づくりに力を入れる。目標は統率力のある署長として存在感と発信力を発揮し、部下の力を最大限に引き出す創造型のリーダーだ。
○…興味があるものには、とことんこだわる。筋力トレーニング好きで、日頃から鍛錬は怠らない。料理の研究にも夢中で、寿司やキムチ、最近ではカレー作りに心を奪われる。「カレーは奥が深くて面白い食べ物ですね」と病みつきだ。住んだ空気を求め千葉へ移住し、アクアラインで通勤したことも。家族思いな一面を覗かせる。
○…今後はより実のある情報を地域に発信し、防災力向上を図る方針。「消防署は、24時間365日、市民の皆さんが安心して暮らせるように災害即応体制を構築していますので、どうか安心して生活してほしい」。区民の安心のため、今日も真摯に仕事に取り組む。
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4月26日
4月19日