宮前ガバナンス5月号 連載寄稿 防犯力高めるため、交番を目立つ交差点へ! 〜地域の声から県有地と市有地を交換へ!〜川崎市議会議員 石田 やすひろ
川崎市議会予算審査特別委員会にて「馬絹交番の移転を求め」質しました。馬絹交番は旧246号沿いに立地しています。本市宛に、この交番を馬絹交差点(空き地となっている市有地)に移転して欲しいという要望があげられていました。約18年の時が経った現在も、その市有地は空地のままとなっています。本市議会の質疑において、これまでの市と県の交渉状況を検証しました。
平成19年11月から、本市と地域との意見交換会を4回行っていました。その際に、旧宮前連絡所と隣接する市有地の内の東側は、宮前警察署馬絹交番の移転用地とする事が提案されました。
馬絹交番の移転に向けて、本市と県との間で調整を行ってきました。土地の交換方法等も含め、県警察本部と協議を継続してきました。平成31年3月に県が策定している「神奈川県警察交番等整備基本計画」において、年間10箇所程度を目標に、交番等の建替えを推進していく方向性を示しています。
馬絹交番に隣接する「まじわーる宮前」と「宮前地区会館」の現状と課題を調査しました。「まじわーる宮前」は、障害者福祉拠点施設であるのと同時に、宮前地区会館が併設され、区民の交流や市民活動の支援機能を持っています。多くの市民が利用する施設にも関わらず、駐車場の台数不足を課題としていました。交番の移設により、駐車場の不足する問題を解消する事に期待できます。
地域の皆様の要望は、交番が現在の市道沿いにあるよりは、5差路となっている馬絹交差点の、交通量の多い交差点に立地を求めています。交番を視認する人の機会を増やす事で、交通事故や犯罪の抑止力の向上に期待できるからです。
県の令和5年度当初予算「民間活力導入型交番新築工事費」には、馬絹交番に関係した予算は含まれていません。馬絹交番の移転に向けて、令和6年度以降も継続した取組を必要としています。議会では、本市と県との間で交渉を続け、実現に向けて連携した取組みをするよう要望しました。
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12月6日
11月29日