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5月3日
地域資源を活用する情報発信を行うことで区の魅力を高める「宮前区市民提案型総合情報発信事業」に、今年度、初山獅子舞の動画を作成するプロジェクトが採択された。小学生に獅子舞に関する動画を作成してもらい、次世代への地域伝統芸能の周知をめざす。
初山の獅子舞は江戸時代から続くとされている一人立獅子舞。舞子は地域の子どもたちが代々受け継いでおり、現在は10月の第一日曜日に菅生神社の例祭で披露されている。県の無形民俗文化財に指定されている。
情報発信事業に採択されたプロジェクトでは、夏休みに小学3年生から6年生が「動画クリエーター」として映像作品を制作する。獅子舞については、関係者の取材や練習風景の見学を通じて学ぶ予定だ。3回講座で、7月15日(土)まで参加者を募集(詳細は宮前あそび公式LINE)。
「次世代の資料に」
主催するのは市民団体の「ファミリースマイルプロジェクト」。同団体は昨年、平瀬川流域の団体や店舗を対象に小学生が取材する「こどもしんぶん」を作成。その中で、初山獅子舞を継承する保存会のメンバーとつながり、資料不足や後継者などの課題を知ったという。同団体の中村ふみよさんは「映像として資料を保存し、子どもたちに関心を持ってほしい」と、企画した。
完成作品は区民祭などで放映予定。中村さんは「地域史や伝統芸能の研究の役にも立てれば」と話している。
市民提案型総合情報発信事業は、文化や自然など地域資源の魅力を高め、継承していくことが目的。提案団体が情報発信者として取り組む。
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5月3日
4月26日