制作した楽譜を持つメンバーと市長
川崎市出身のスリーピースロックバンド・ＳＨＩＳＨＡＭＯ（シシャモ）が市と協働でバンドスコア(楽譜)を制作し、７月28日に市内高校生に贈呈した。市制１００周年企画の一環でメンバーの｢若者を応援したい｣との思いを形にした。
今回の特別版バンドスコアには、メンバーが選んだフロンターレ応援歌にも使われている「明日も」や、譜面初公開の｢恋する─10ＹＥＡＲＳ ＴＨＡＮＫ ＹＯＵ｣を含む５曲を収録。曲ごとにメンバーが普段意識しているワンポイントアドバイスを記載するなど、こだわりの一冊に仕上がった。バンドスコアは市内中学・高校、こども文化センターなど計１４３カ所に順次配布される。
市制１００周年のスペシャルサポーターを務めるＳＨＩＳＨＡＭＯ。サポーターとして何をしたいかと考え、音楽をがんばる若者を応援し川崎を盛り上げたいとの思いから、市と協働で制作に至った。
７月28日には、メンバーから市内高校の軽音楽部の生徒に楽譜を手渡す贈呈式を川崎市役所で開催。ギターボーカルの宮崎朝子さんは｢バンドスコアは高くて買うのが大変だった思い出がある。ぜひみんなで見て練習してもらえたら｣と話した。
出席した県立川崎高校の大和田麻衣佳さん(２年)は｢部員で回覧して練習できたら｣、市立高津高校の川田莉央さん(３年)は｢ＳＨＩＳＨＡＭＯを大好きな部員がたくさんいるので大事に使う｣と続けた。福田紀彦市長は｢メンバーの思いを受けて一生懸命練習して大舞台で活躍してほしい｣とエールを送った。
サプライズ発表も
式では、幸区に誕生するライブハウス「ＳＵＰＥＲＮＯＶＡ（スペルノーヴァ） ＫＡＷＡＳＡＫＩ」で、ＳＨＩＳＨＡＭＯがこけら落とし公演の前日に、リハーサルライブを行うことを発表。市内中高の軽音楽部、吹奏楽部の生徒を対象に限定公開する。日時は、10月14日（土）、午後４時30分開場、５時開演。申込みは学校を通じて、シティプロモーション推進室へ。
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