有馬東有馬 地域連携で高齢者を支援 アリーノ福祉ネット誕生
元気で安心して暮らせる地域づくりを目指すため、有馬・東有馬地区にある福祉関連団体が連携して地域の高齢化などの課題解決に取り組む「アリーノ福祉ネット(恒吉哲也会長)」がこのほど立ち上がった。
アリーノ福祉ネットの構想は、有馬野川生涯学習支援施設(通称=アリーノ・平澤太朗館長)が地域住民を巻き込み、高齢者が将来現役を貫ける環境を作りたいということから始まった。昨年10月には、平澤館長が地域で活動する福祉団体に声をかけ、9団体と区役所福祉課が参加を決めた。
同グループはアリーノを拠点に、1カ月に1回の交流事業やワークショップなどの啓発活動を行っていく予定。4月には始めてとなるワークショップを開催。「高齢者のひとり暮らしを考える」をテーマに高齢者の健康管理や近隣住民との付き合い方、認知症予防策などについて話し合う。
「地域で活動する福祉の専門家がボランティアで集まってくれた。高齢者介護や生がい者、認知症などそれぞれの得意分野を活かせれば」と平澤館長は期待をこめる。
現在、同会に所属する福祉関連団体は、「はなまるホーム宮前」、「はなまるホーム有馬」、「リ・ケア東有馬」、「れいんぼう川崎」、「ノーブルケア」、「富士見プラザ」、「ゆうゆう」、「コスモスの家」、「アピエ」。これらの団体が情報交換などを行い各活動に還元することでより充実した利用者への対応が可能になるという。
恒吉会長は「地域の問題は地域で協力して解決していくことが大切。心強い同志が集まったことですし、とても楽しみな取り組みです。今後はこのモデルが全国に広がれば」と話した。
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5月3日
4月26日