宮前市民館館長に就任した 植村 稔さん 港北区在住 58歳
市民と共に学ぶ
○…市民の自主学習と文化活動の拠点である市民館の館長に4月から就任。「宮前区は、区役所と連携しながら地域の人材を生かした講座や、幅広い世代が参加できるイベントを実施している。充実した取り組みを見て、身が引き締まる思いだ」と胸の内を語る。市民館の目指す姿は「若い世代から高齢の方まで、さまざまな人に愛され利用される場所」
○…入庁6年目で、中原市民館に異動。「市民と一緒に仕事ができるのが魅力と思って」と自らの希望が通った。その後、長らく教育委員会で総務や経理などの仕事を行ってきた。平成20年に中原市民館の館長として再度市民館に携わる。30年ぶりの市民館運営だったが「見知った顔がずっと活動を続けているのを見て、すごい情熱だなと感動した」と振り返る。当時、中原市民館の移転オープンで、新しい体制作りに奔走。「どんな場所でも、どんな仕事でもまず人と人とのつながり。しっかりと向き合っていくことが大切だね」と、今までの経験を宮前でも生かしていく。
○…市民館が、教育委員会から区役所に移管されてから3年目を迎える。「区役所には、地域の情報がたくさんある。それを生かして、より区民に近い運営をしていきたい」と意欲的。もちろん市民館の良さである「市民と共に作りあげる」という点も重視。「じっくり学べる場を設け、個人の学びだけでなく地域の課題解決までつながれば住みよい地域になるはず」
○…18歳まで幸区で育った。当時と比べて「人は増え、まちは綺麗になった」という。市の職員として「市民の信頼を裏切らないように」と常に緊張感はあるものの、市民と接する仕事で「ありがとう」と言われることをやりがいとして40年働いてきた。「横浜と東京という大都市に挟まれているが、競うライバル心よりも”川崎らしさ”を追求していく方がいいのでは」と地元愛に溢れる顔で語った。
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5月3日
4月26日