20周年を迎えた一輪車クラブ「ユニサイクル野川」を率いる 長谷川 敏彦さん 町田市在住 64歳
一輪車で感動伝えたい
○…区内野川で、小学生から社会人までの女子を中心とする一輪車クラブ「ユニサイクル野川」の監督を務める。10月14日(日)には、宮前市民館で創立20周年記念「第6回舞台発表会」を行う。難易度の高いスピンや細やかな手の動きを織り交ぜ35人が舞い踊る。演目の目玉はビゼーの名作オペラ『カルメン』。「1輪車でオペラやバレエの世界を表現するチームは少ない。ぜひ観ていただきたい」と意気込みを口にする。
○…愛媛県出身。大学卒業後、公務員に。一輪車と出会ったのは40歳の時。野川こども文化センターで教え始めたのがきっかけだった。「それまではあまり乗ったことがなくて」とほほ笑む。当初は、ただ乗るだけだったが、全国優勝するようなチームの団体演技を見てからは考えが変わった。「それからは人に感動を与えられるような作品を作りたいと思うようになった」。以来、20年。美しく感動できる作品を作り続けてきた。
○…町田市在住。妻と子供の3人暮らし。公職を離れてからは「もっぱら家事をしている」と笑う。趣味は自転車と山登り。ヨーロッパの山々やヒマヤラの登頂歴も。最近は体力づくりにジムに通う。「普段は一輪車のことはあまり考えない。それでも、美しい音楽を聴くと、ああ次はこういう曲に振付けてみたいって思っちゃうんだよね」としみじみ話す。
○…モットーは「継続は力なり」。「めげずに続けてきたから成長できた」。クラブの実力は年々上がり、2010年には全日本一輪車競技大会小学生の部で優勝を飾るほどに。教え子が振付けの指導を行う立場にもなった。それでも、「私だけの力ではない。親御さんの協力があってこそ」と謙遜する。目標は来年の全日本で総合優勝すること。「スピンや滑りで全国大会に通用する技術を身につけるには3年以上かかる」と話し、「指導する側もされる側も根気が必要」と話す。「チーム一丸となって高みを目指す」
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4月26日
4月19日