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宮前区版 公開:2014年4月18日 エリアトップへ

新しく県立川崎北高校の校長に就任した 米山 謙さん 多摩区在住 55歳

公開:2014年4月18日

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子どもたちの夢のために

 ○…「子どもたちが夢に向かって邁進できる環境をこの学校で作っていく」と抱負を語る。4月1日から、県立川崎北高校の第14代校長を務める。教育の現場に立つ人間として常に考えているのは「生徒の将来のこと」。現在の高校生活が後の社会でどう役に立つかを意識しているという。また「子どもたちの豊かな人生のためには、生徒と保護者と教員の協力が重要。3者が三位一体となって生徒をバックアップする教育体制を、川崎北高校で作っていきたい」と話した。

 ○…教員の道を目指したきっかけは高校2年生の頃。古文の先生との出会いだった。「先生の文法の教え方が独特で、とても分かりやすかった。そこで古典の文学を読むおもしろさを知った」と振り返る。この時、学びで世界が広がることを教えられる教師という職業に魅力を感じ、決意を固めたという。

 ○…4月で教員生活33年を迎える。定時制高校や工業高校などで教壇に立ち経験を積んできた。「初任の高校はやんちゃな生徒が多くて、大変だった」と振り返る。それでも「ダメなものはダメ」と厳しく指導を続けてきた。ある時、担任していた卒業生と偶然会った際「先生が厳しく指導してくれたおかげで今がある。本当に感謝している」と声をかけられた。「本当に嬉しかったよ。初めて担任した生徒だったからその喜びはなおさらだったね」と笑う。教師という職業の醍醐味を感じると同時に、その体験が今の原動力にもなっているという。

 ○…校長という立場上、直接生徒を指導することは少なくなる。「まずは生徒の指導を行う先生方とコミュニケーションを取っていきたい。喧嘩になってもいいくらいの信頼関係をこれから作れたらいいね」と話す。子どもたちには「夢を持ってほしい」とも。「進路選択の幅を広げてあげることが我々の役目」と生徒の夢を叶える学校づくりを目指す。



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