第5期宮前区民会議の委員長に就任した 宮崎 孝さん 馬絹在住 71歳
宮前区らしい地域づくり
○…宮前区が抱える課題を区民自ら話し合い、解決策を考える区民会議の第5期委員長に、4月に就任した。第4期で2年間副委員長を務めた経験を受け、区商店街連合会から推薦された。「区民会議の存在がまだ十分に知られていない。情報発信をするとともに、積極的に区民の意見を集め区民と行政との間を埋めていきたい」と委員長としての意気込みを語った。
○…およそ14年前に区民会議の前身となる区民推進会議に参加し、地域の課題に取り組んできた。「生活の向上、高齢者問題、安全なまちづくり、子育て環境の整備と課題は色々あるが、どれが大事なのかを見極めながら活動していきたい」。また、宮前区の魅力づくりのポイントはソフト面にあるとみている。「スポーツや芸術などを中心に宮前区独自の”らしさ”を見つけていきたい」と熱く語った。日中都内へ出てしまう人が多い宮前区は地元に対する意識が薄いといえる。目指すは「『川崎都民』から『宮前区民』へ」だ。
○…大学卒業後、世の中の動きに関心を持ち、様々な情報が得られる広告代理店に入社。営業やマーケティング、プロデューサーなど幅広くこなし、コーディネートの大切さを学んだ。定年後は自ら中小企業のマーケティング支援会社を設立。現在では区商店街連合会副会長、馬絹商店会会長を務めている。「生活の7、8割はボランティアだ」というように様々な活動に参加。数多くの肩書を持つ。趣味は歌舞伎、音楽・絵画鑑賞など。「きれいなものをみて自分自身の感覚を磨く」。この感性を地域活動に生かしていきたいとも。
○…コミュニケーションを大切にしている。「うわべだけではなく、感情や言葉を出し、時にぶつかりあうことも大事」と話す。「出会いを大切にし、常に他と違うものや新しいものを追い求める。そのためにもアグレッシブでいたい」。区民と積極的に関わり、ともに宮前区をつくっていく。
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5月3日
4月26日