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宮前区版 公開:2016年7月29日 エリアトップへ

絵本専門士として活躍する 瀬戸口 あゆみさん 平在住 26歳

公開:2016年7月29日

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絵本の楽しさ知識で支援

 ○…子どもたちの教育環境の整備や調査研究などをしている独立行政法人国立青少年教育振興機構が2014年に新設した絵本専門士に認定された。絵本専門士の目的は専門知識をもって子どもや保護者だけでなく広く一般に絵本を普及させること。具体的な活動は専門士に委ねられているという。「良質な絵本との出会いや、子どもたちを育む読み聞かせ方など専門性を活かして地域に貢献していきたい」と話す。また、数少ない絵本専門士として「第一印象は私。良いイメージをもってもらえるようにしたい」と気を引き締める。

 ○…絵本に興味を持ったのは大学時代。何気なく友人のプレゼントとして選んでいた時に魅力に気づいた。簡単に読め、絵も楽しめ、自分が届けたい思いを代弁してくれる。また子どもたちにとっては豊かな感性を育んでくれると同時に、読み聞かせてもらった温かな思い出として大人になった自分を癒してくれる存在。「絵本はまるで仲の良い幼馴染のよう」と優しい笑顔。

 ○…生まれも育ちも区内平。3人兄弟の末っ子。父は1970年代から80年代にNHKの教育番組で体操の「お兄さん」として活躍していたという。しかし、当時は父親が有名人という実感はなく、むしろ今、日本体操学会の常任理事や振付師として頑張る様子を見て「同じ社会人という立場でバリバリ働き続ける姿を尊敬し、目標としたい」。

 ○…都内を中心に「おはなしおむすび」という名で読み聞かせ会を開いている。名前の由来は「人と人を結ぶという意味を込めて」。会では子どもと一緒に楽しみ、「会に参加している時は恥ずかしそうにしていた子が家に帰って、私の真似をしていたという話を聞いたことも」とにっこり。各家庭での絵本の時間が豊かになるよう、妊娠中のママ向けイベントも構想中だという。絵本の魅力と可能性を伝える先駆者としての挑戦は始まったばかりだ。
 

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