横浜市と川崎市が進めてきた横浜市営地下鉄の延伸事業について両市は21日、川崎側の路線を3つの候補から「東側ルート」に決定したことを発表した。川崎市は市北部交通網の充実と周辺活性化を目的に、ヨネッティー王禅寺付近の新駅設置方針を固めた。
両市は昨年1月に延伸の事業化を発表。2030年の開業を目指し、あざみの駅から約6Kmを延伸する。横浜市は嶮山とすすき野付近に新駅を設置し、川崎市側は新百合ヶ丘駅付近まで3つのルート案を示していた。
各ルートには異なる新駅を想定。「東側」はヨネッティー、「中央」は王禅寺公園、「西側」は白山付近で設置を検討。それぞれ費用対効果や事業採算性が認められるとしながらも東側を有力案とし、今年度中に考えを一本化するとしていた。
今回のルート決定について、川崎市は昨年開催の市民向け説明会や意見募集を踏まえ、合意に至ったとしている。
麻生区内で昨年設立された地下鉄延伸早期完成期成同盟会の小塚良雄会長(桐光学園理事長)は「この時期のルート決定は事業が順調に進んでいるからでは。住民として推移を見守りながら提言や調整を行っていきたい」と話している。
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