宮前防犯協会の会長に就任した 小泉 斌さん 野川本町在住 82歳
現場一筋、防犯活動に全力
○…振り込め詐欺などの犯罪を防止するため、町内会自治会や警察署と連携して活動する「宮前防犯協会」。入会約6年と歴はそれほど長くないが、役員らの推薦で会長職を任された。「受けたからにはしっかり務めたい」と、これまでの活動を継承しつつも、時代や地域のニーズに合わせた活動を進めていく。「世の中の変化とともに詐欺の手口や犯罪の傾向も変わっている。啓発に注力したい」
○…町内会副会長や社会福祉協議会の部会長を歴任するなど地域活動に熱心だ。若い世代から高齢者、障害者と接する中で、「誰もが安心して生活できるように」との想いが強くなった。2004年からは防犯指導員としても活躍している。「会長との兼務は大変だという声もあったが、両立することが各団体との連携強化にもつながる」と二足の草鞋を履く。
○…生まれも育ちも野川。幼少期はよく影向寺の縁の下で遊んだ。第三京浜道路が開通し、周辺の様子もだいぶ変わったというが、「野川は田舎らしさが残っている。緑がたくさんあるのが良い」と頬を緩める。大学卒業後、川崎市に入庁し農政などを担当。川崎南部から北部までを駆け回った。ロッカーには常に作業服が入っていた。「腹を割って話すには畑に入っていかなきゃ」とニコリ。現在はもっぱらボランティア活動という日々だが、自宅の庭の手入れが日課。「やっぱり緑が好き。息抜きだね」
○…「地区ごとに街の状況や世帯数も違う。それぞれに合った抑止活動が必要」と、地域の特性を把握するため区役所に足を運ぶことも。必要とあらば一人でもパトロールに出向く。「為せば成る為さねば成らぬ何事も」の信条を胸に、区民の安全安心を守るために全力を注ぐ。
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4月26日
4月19日