神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2020年10月16日 エリアトップへ

民生委員 似顔絵 交流の契機に 訪問代替、野川地区で

コミュニティ社会

公開:2020年10月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
柔和な雰囲気の似顔絵が描かれたチラシ
柔和な雰囲気の似顔絵が描かれたチラシ

 宮前第1地区民生委員児童委員協議会(中里文雄会長)は、似顔絵を描いたチラシをメッセージと共に地域に投函する取り組みを行っている。民生委員の活動が新型コロナウイルスの影響で制限されている中で、地域住民との交流を深めようと企画したものだ。

 地域住民の生活の悩みの相談窓口で、必要に応じて行政や関係機関との連絡調整を行う民生委員児童委員。宮前第1地区はコロナ禍で、毎年毎月の恒例行事がほぼ中止となるだけでなく、毎月の定例会でさえ2回に分けての開催を強いられるなど影響が出ている。一人暮らしの高齢者宅への直接の訪問ができず電話しようにも在宅時間がわからない中、民生委員をより知ってもらい、コミュニケーションのきっかけにしようと似顔絵付きチラシの配布を企画した。

 チラシには、民生委員児童委員の似顔絵をはじめ「日常生活でお困り事などありませんか」などの直筆メッセージとともに子育てや健康・医療、学校生活、生活費、介護、福祉サービスなどの相談参考例が書かれている。チラシは各委員それぞれが担当する10件ほどを回って、地域情報と共に投函している。第1地区は野川本町、西野川、南野川、野川台、梶ヶ谷を担当し、27人からなる。

変わらぬ活動を

 似顔絵は、中里会長と共に区民会議に出席していた縁から、区内在住のイラストレーター佐藤貴房さんが描いた。「柔和なイメージとなるよう、少し広角が上がっているように意識した。少しでも地域に協力できれば」と佐藤さんは話す。

 地域住民から早速、喜びの声やお礼の手紙も届き交流が始まり、委員の活力にもなっているという。中里会長は「こんな時世でも人と地域をつなげていくのが我々の役目。変わらない活動を続けていきたい」と抱負を語った。
 

宮前区版のトップニュース最新6

「支援の輪」次の段階へ

こども食堂

「支援の輪」次の段階へ

寄付増加、物流に課題

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook